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高知県須崎市・地域の救世主は、かわいいあの子だった…!
みなさんには、推しのご当地キャラクターっていますか?
かわいくてゆるい見た目で人々を魅了し、時には大きな経済効果を発揮する…
今回は、そんなご当地キャラクターとふるさと納税がある地域を救った実話をご紹介します。
その実話は、ふるさとチョイスが手掛けるメディア「CHOICEEDS(チョイシーズ)」のドキュメンタリーで見ることができます。
▼ここでいったんCHOICEEDSについてご紹介!▼
ふるさと納税がつなぐ、地域の物語
https://www.furusato-tax.jp/choiceeds/
「CHOICEEDS(チョイシーズ)」 とは?
それは、ふるさと納税を通して芽生えた希望の種を全国に広げるメディアです。
ふるさと納税による地域活性化の取り組みを、心温まるドキュメンタリーとして発信しています。
CHOICEEDS では、各地域に集まった寄附金の活用方法や、ふるさと納税によって起こった街や人の変化の事例を「災害支援」「街づくり」「伝統工芸」「一次産業」「いのち」「こども」「観光」の7つのテーマに分けて紹介しています。
▼動画の視聴はこちらから(再生時間 10:38)
※この動画は、2017年に制作しており、2021年現在、地域の現状と異なったり、情報が古い場合がございます。しかし、ふるさと納税がきっかけで実際におこった地域の変化を是非知ってもらいたい!との想いから、改めてご紹介をさせていただきますので、ご了承いただけますと幸いです。
さてさて話を戻しまして、今回の舞台は高知県須崎市です。
ここからは、動画のダイジェスト版としてドキュメンタリーの内容を紹介していきます!
人気ご当地キャラクター「しんじょう君」誕生秘話
全国で約1000体もいると言われているご当地キャラクター。
そんな中、ご当地キャラとふるさと納税の相乗効果によって大きな成果をあげた自治体があります。
高知県須崎市です。
ファンからの絶大な人気を誇るご当地キャラクターしんじょう君。
まずは、彼の誕生秘話と活躍っぷりをご紹介します。
高知県須崎市。
リアス式海岸の絶景と黒潮が流れ込む豊かな漁場。
海産物やB級鍋焼きラーメンなど魅力ある地域ですが、数年前までは何もないまちと言われていました。
そんな須崎市に救世主が現われます。守時健さんです。
旅行で訪れた際、自由でおおらかな雰囲気の須崎市に惹かれ市役所に就職。
それから3か月後。
彼は、市のマスコットキャラクターしんじょう君をご当地キャラとして再生する企画を提案しました。
「街おこしって情報発信、産業転換、都市計画の3つだと思うんですけど、情報発信なら小さなチームでもできるかなと。普通に市の広報が発信するよりゆるキャラの方が発信力があると思った」
「5年後にゆるキャラグランプリで日本一を目指す」
そんな目標を掲げ須崎市は作戦を開始。
しんじょう君はブログから人気に火が付き、全国的にも知られる人気キャラクターへと成長しました。
知名度が高いしんじょう君×地域にお金を還元できるふるさと納税
しかし…地元の人たちの実感は乏しく、しんじょう君の人気を市民のためにどう活かすかが課題でした。
そこで守時さんは、しんじょう君とふるさと納税を掛け合わせるというアイデアを打ち出しました。
トラストバンク前社長の須永さんとの出会いもあり、ふるさと納税の寄付金の使い道を意識しながら施策を進めていきました。
その結果、2015年度は約200万円だったの寄付金額が、わずか2年後の2017年度には約10億円に。
さらに、翌年のゆるキャラグランプリではしんじょう君が1位を獲得!
ふるさと納税としんじょう君を掛け合わせることによって、大きな結果を出すことができたのです。
「しんじょう君にはもう足を向けて寝れないですね」
地元の生産者さんたちは、しんじょう君とふるさと納税の大きな効果を実感していました。
「最初はちょっとしんじょう君をバカにしていました。でも今はそれこそ足を向けて寝れないですね(笑)」
「ふるさと納税によって自分の生産物をお客様に直接届けられる。そして、お客様から直接反響をいただく。我々にとって大きな財産になりました」
大きな目的は未来への投資
ふるさと納税とご当地キャラで結果を出しつつも、守時さんはその先を見据えていました。
「ふるさと納税もご当地キャラもツール。それを使って何をしていくかが大事だと考えた時、未来への投資をしていこうと決めました」
小中学校の給食の無償化、保育園の無償化。それに加えて、海外への投資も始めました。
ふるさと納税を活用してアートイベントを開催したり、フランスのJapanExpoに参加するなど、若い世代や海外の人に向けての施策を行いました。
さらに、須崎高校の生徒たちが県外や海外に向けて須崎市の魅力をPRする活動にもふるさと納税が使われました。
未来への投資がもたらしたものとは
こうして地元の高校生も主体となり、世界に飛び出した須崎市。
これらの施策は、思わぬ出会いをもたらしました。
JapanExpoに参加したフランス人の男性が、須崎市への移住を計画し始めたのです。
「須崎の人はあたたかい。自分も須崎のような地方出身なのでライフスタイルが似ているんだ」
「地元の人も歓迎してくれているしフレンドリーだね」
まさに、ふるさと納税の寄付金を未来への投資に使った結果です。
「須崎は何もないと言う人はいなくなった」
2018年には、ふるさとチョイスアワードで大賞を受賞。
未来への投資をするという寄付金の使い方が、多くの人から共感を得られたのです。
「何よりファンに支えられてここまでこれた。多くのファンができたことが一番の成果かもしれない」
「須崎って何もない。そう話す人はいなくなったと思う。逆に須崎って元気だよね、面白いよねと言われるようになった」
守時さんたちはそう話します。
ふるさと納税としんじょう君がもたらしたもの。
それは、新たな人と人との出会い、そして誰も想像しなかった未来だったのです。
▼ふるさとチョイスで芽生えた地域活性化ストーリー「CHOICEEDS」
https://www.furusato-tax.jp/choiceeds/
▼高知県須崎市のページ
https://www.furusato-tax.jp/city/product/39206
▼ふるさとチョイスアワード2018