ふるさとチョイスブログ

日本最大のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」のスタッフや地域の方が、オススメのお礼の品や地域の魅力など、ここだけの様々な情報を発信しています。

2018
05/15
03_自治体担当者リレーブログ

【北海道豊富町】想いのある寄附金を想いを込めて活用!

みなさんこんにちは 北海道豊富町でふるさと納税を担当しております能登屋将宏です。

石川県輪島市の新谷さんから日本の最北までバトンをつないでいただきました!

輪島市は石川県の能登半島にあり、能登つながりでバトンが??確かに先祖は能登半島・・・。

そうではないですね。ふるさと納税からご縁をいただきました。

 

 

少しだけ町の紹介をさせていただいてからふるさと納税のお話しへ。

 

豊富町は北海道の北に位置し、稚内市の南に隣接する人口約4,000人の小さな町です。

牛が1万4千頭飼養されている酪農のまちで、北海道の中でも冷涼な気候と広大な牧草地の中で、乳牛たちがストレスなくのびのびと過ごしています。

地元の酪農家が搾った新鮮な生乳から自然の風味豊かな「北海道豊富(サロベツ)牛乳」が製造され、北海道ではコンビニのセイコーマートで販売されていることでおなじみですし、関東、関西圏ではサロベツプレミアム牛乳として販売されています。

 

「利尻礼文サロベツ国立公園」の一部である「サロベツ原野」。どこまでも広がる原野には、エゾカンゾウなど約70種類もの花々が咲き、野鳥など動物たちが豊かな命を育んでいます。「サロベツ湿原センター」にはサロベツ原野の歴史の解説や原野を一望できるライブカメラが設置されているほか、約1kmの木道があり湿原を散策することができます。

サロベツ原野は低地における高層湿原として日本最大の広さを持ち、オオヒシクイなど渡り鳥の中継地、タンチョウの営巣地として2005年にラムサール条約の登録湿地として指定されています。

 

そして、今回一番お伝えしたいこと。それは日本最北の温泉郷「豊富温泉」です。

 

全国に約3,200ある温泉の中でも珍しい温泉で、泉質は油を含んでおりアトピーや乾癬(かんせん)など皮膚疾患に効能が高く、豊富温泉の効能を求め全国から湯治客が訪れています。

豊富温泉のもつ高い効能は皮膚疾患に悩む方々から「奇跡の湯」とも呼ばれ、油を含んだ泉質は世界には2つ、日本にはただ一つともいわれるほど希少な温泉です。

豊富温泉は大正15年、石油の試掘中に温泉が噴出。昔は火傷によく効く温泉として親しまれ25年ほど前から尋常性乾癬の方々が訪れはじめ、アトピー性皮膚炎の方々は10年ほど前から来られるようになりました。平均滞在2~3週間で良くなる傾向にあり、海外からの湯治客も少しずつ増加しています。

湯治客増加にともない受入体制を強化しなければならないこと、施設の老朽化に伴い改修も必要となるなど課題も増え、豊富町の税収だけで負担するのは困難でありました。

 

そこで、このふるさと納税の制度です。

 

返礼品はあくまでも寄附に対するお礼でありますので、品物、送料、委託料などの事務費を含めて寄附金の半分程度にして、残りの半分を地域で使わせていただこうと始めました。

全国の方々から寄附をいただき、地域の事業へも活用させていただいておりますが、地域資源を活用して全国の皮膚疾患でご苦労されている方々の受入整備に活用することは、全国からの寄附を全国の方々へ還元することになり、豊富町の地域活性化だけにとどまらず、全国の方々を癒し、幸せにすることにつながると考えています。

 

昨年度、寄附金を活用して温泉利用型健康増進施設の認定を受けるため施設の改修をおこない、平成29年7月に認定を受けることが出来ました。

この施設認定を受けると、医師の療養指示を受けるなど一定の条件はありますが、豊富温泉までの交通費なども医療費控除の対象となり、遠くて交通費も嵩む湯治療養費用の負担を軽減することができるものです。また、小中高校生を対象とした湯治留学制度を開始し、お越しになる交通費や湯治移住の費用の一部を助成する取組もふるさと納税の寄附金を活用しておこなえるようになりました。

 

そして、これらの取組をご評価いただき平成30年3月9日には、第10回ヘルスツーリズム大賞を受賞いたしました。

https://www.npo-healthtourism.or.jp/gp/award.html

 

しかし、まだまだ豊富温泉の認知度は低く、この受賞を機にたくさんの人に知っていただきたいですし、周知する取組としても、東京都港区との自治体間連携を通じ首都圏での豊富町のPR、また、港区浴場組合にご協力をいただきながら銭湯で豊富温泉を体験できるイベントなどをおこない、もっとたくさんの人に知っていただけたらと思っております。

奇跡の温泉「豊富温泉」が東京にやってきた!

 

 

先日、とある北海道のサイトで・・・

 

”【必見】北海道の知られざる温泉特集

まず1つめは北の最果て、日本最北端にある温泉郷、豊富(とよとみ)温泉 ”

 

 

知られざる温泉・・・

 

北の最果て・・・

 

行くまでのハードルが高い・・・

 

 

とりあえず、知られざる温泉に特集されるまで知名度が向上しました(笑)

もっともっと頑張らないと・・・

このような思いにさせてくれるのも、豊富町が知られてないからではなくて、温泉療養によって回復した人、湯治移住した人達の影響が大きいのです。(温泉湯治関係者が発刊した書籍)

湯治に来た人達が豊富温泉によって症状が改善して、豊富町にお世話になったから豊富町に恩返しをしたいと地域のために活動してくれていて、豊富町に住んでいる者として、私たちがもっとやらなければならないのではないか。

皮膚疾患の方々が豊富温泉という選択肢を知ることで、薬ではどうにもならなかった症状が、温泉力によって希望の光が見えるのであれば、豊富温泉を有する町に住む者として周知する責務があるのではないかと。

自分が乾癬だったら・・・。子供がアトピーだったら・・・。親戚、友人が皮膚疾患だったら・・・。

 

湯治に来た人からは、もっと早く知っていればこんなに悩まなかったかも・・・と言われます。

 

もし、知人、友人の方でお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてあげてほしいと思います。

その方の人生が救われるかもしれません。

 

また、ここまで読んでいただいて、自分もまわりの人も関係ある人いないわ。というあなた!

皮膚疾患の方に効能が高いということは、お肌の調子を整える効能が高い!!かもしれませんよ。

泉質6割、環境4割とも言われる豊富温泉ですが、大自然を満喫し、おいしい乳製品、魚介類を食べにご自分へのご褒美としていらしてみませんか?

 

 

ほかにも、稚咲内(わかさかない)海岸から見る夕日、光害のない牧場から見る星空などご紹介したいことがたくさんありますが、ぜひ来ていただいて実体験していただければと思います。

▼こちらから、豊富町の夜空を360°パノラマでお楽しみいただけます。
http://www.town.toyotomi.hokkaido.jp/panorama/pano_tn2/

 

 

次回の投稿は、最北まで来ましたので、南の方へ。四国の方もまだですね。

男性ばかりだと飽きがきますので女性へバトンを・・・

 

ということで、みかん好きにはたまらない高知県香南市役所の田中菜生さんにバトンを繋ぎたいと思います!

 

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