05/16
お披露目!「金継ぎ」で甦った熊本地震で割れた陶器たち
こんにちは、yamameguです。
先日、オフィスに優しい笑顔でとてもアツいハートを持った方がいらっしゃってくださいました。
そのアツい方がこちら↓
この方、昨年ふるさとチョイスのGCF(ガバメントクラウドファンディング)で支援を募り、たくさんの皆様から応援をいただいた「熊本地震で壊れた陶器を「金継ぎ」で甦らせる!」プロジェクトの現場を仕切ってくださっていた、KUMAMOTO UTSUWA REBORN PROJECT(KURP)の代表、太田黒哲さんです!!
(太田黒さん自身は、熊本県山鹿市のご出身なので、地図上の山鹿市を指して記念撮影です)
プロジェクトの詳細はこちら→https://www.furusato-tax.jp/gcf/191
今回は、このプロジェクトの活動報告として、金継ぎで蘇った作品「茶碗“阿蘇”」「茶入れ」のお披露目にきてくださいました!!
スタッフのみんな実物の作品が見れるとあって、興味深々!!
太田黒さんから作品のコンセプトや、それを実現するための輪島の金継ぎ職人さんたちの緻密で精巧な技のお話をお聞きし、感心しっぱなしで作品に見入っていました。
そしてお待ちかね!お披露目していただいた作品たちです
「阿蘇」
熊本地震で破損した濃緑の抹茶碗。この深みある緑に熊本の大自然、阿蘇地方を見ました。阿蘇の豊かな湧水群や滝を螺鈿細工で、今なお蠢いている阿蘇山のマグマを金継ぎと漆で表現しました。阿蘇への感謝と畏怖という2つの思いが込められた作品です。
「茶入れ」
この作品の一番の特徴は、熊本県八代市に脈々と伝わる髙田焼の技術「象嵌」と、輪島塗に綿々と続く装飾技術「沈金」という両地域の卓越した職人技のつばぜり合いです。陶片の割れ目から漆器に続く面にかけて、滞ることなく同じ文様で金の装飾を施しました。
どちらの作品もどの角度からみても味わい深く、震災で割れてしまった器たちが新たな価値と魅力を秘めて蘇っています。
職人の方々の魂を込めた作業工程を想像しながら、何時間でも見ていられる作品たちです。
またこの作品は、先日「熊本県伝統工芸館」と「輪島漆会館」の両地域で展示会を開くことができ、多くの地元の方にみていただくこともできました。
『この作品はこれからも、多くの方に見ていただく機会を作り、復興のシンボルとして、見た方に勇気を与えられることができれば』
と太田黒さんは語られていました。
ふるさとチョイスでも、このプロジェクトに寄附してくださった皆様にお披露目する機会を検討していきます!
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