06/15
【新潟県柏崎市】ふるさと納税でつながるご縁
はじめまして。新潟県柏崎市(かしわざきし)の今井由衣です。
今回、高知県香南市の田中さんからバトンをいただきました。
私がふるさと納税の担当者になったのは、平成26年春。それからかれこれ4年の月日が経ち、今年で5年目になります。
今回、バトンをいただき、ブログを書き始めるにあたって、5年という月日で私ができたことってなんだろうとこれまでを振り返ってみたのですが、大したことはやれていません。苦笑
ですが、ふるさと納税をきっかけにたくさんの出会いがあり、少しずつ嬉しい動きも出てきていますので、今回はそれをお伝えできればと思っています。
まずは、柏崎市のことを紹介させてください。
柏崎市は、新潟県の海岸線ほぼ真ん中くらいに位置し、42㎞の海岸線が続く海のまちです。
来月26日(木)には、海の大花火大会が開催されます。柏崎花火は海花火。海に打ち込み扇形に花開く花火が特徴的です。
そのほか、尺玉を100発同時に打ち上げる花火も見ものです。本当に一瞬ですが、その迫力は圧巻です。
さて、今回田中さんからは「ご縁」のあった女性とご紹介いただきましたが、柏崎市のふるさと納税のテーマはまさに「縁」。
柏崎市がふるさと納税に取り組む目的は「柏崎を多くの方に知っていただく、そして、柏崎を応援してくださる方々を増やす」こと。
もともと柏崎にご縁があっても、お礼品から柏崎を知っていただいても、つながることのできたご縁を大切にしていきたいと考えています。
実は、このテーマ、市役所の女性職員8名で構成されたプロジェクトチームで考えたものなんです。
(かれこれ3年前くらいのものですが、以下がチームのメンバーの写真です。)
このチームは私がふるさと納税を担当した2年目からスタートし、3年間活動をしてきました。メンバーは所属も年齢も様々。
最初はよく分からずに集まったメンバーも各自で制度のことや他の自治体の事例などをたくさん調べ、会議はどんどん白熱したものに…!女性が集まると本当に盛り上がります。笑
検討の中で、メンバーは、人口減少と少子高齢化が柏崎市の最重要課題であることを踏まえ、若い女性から選ばれる必要があると考えました。
そしてターゲットを「首都圏在住の若い女性」に設定し、返礼品の募集や、パンフレットのリニューアルなどを行いました。
このターゲットを設定して初めて返礼品を募集した時に嬉しい出会いがありました。
それは、新たなチャレンジとして無洗米を商品開発してくださった若手農家の重野さん。
「首都圏在住の若い女性」というターゲットを意識して、お米の質だけでなくパッケージにもこだわりが詰まった商品が完成しました。
それがこの2合ボトルです。重野さんは、以前からペットボトルのお米を売り出したいと考えていたそうです。
そんな時にふるさと納税返礼品募集の話を聞き、それをきっかけに、やってみよう!と準備を始めてくれました。
このボトルは2合詰めでかつ無洗米なので、お米を量る手間も洗う手間も不要。
ボトルのまま冷蔵庫に入れられて保存もしやすく、パッケージデザインもオシャレです。
重野さんが無洗米を出したことをきっかけにほかの農家の皆さんも取り組み始め、今ではたくさんの無洗米を提供することができています。
重野さんの色々なことに積極的に取り組む姿勢に、私自身とても刺激をいただいています。
さらに、最近もまた嬉しい動きが進んでいます。
市内のお菓子屋さんが集まる菓子工業組合の有志で「お菓子のまち柏崎」をPRするため、お菓子の定期便「菓子和咲(かしわざき)スイーツセレクション」を企画しています。
これは、柏崎にあるあんこ屋の娘さんが声を挙げて始まった動きです。
7月~8月頃から追加を予定していますので、柏崎の自慢のお菓子を集めた定期便をぜひ楽しみにしてください。
柏崎には豪華なお肉やフルーツがたくさんあるわけではありません。
雪国だからか、自慢することもあまり得意じゃありません。
でも、実はいいものがたくさんあります。
そして、いいものを日々作り出す事業者の皆さんがいます。事業者の皆さんは思いを持った素敵な方ばかりです。
私は、その姿を皆さんに知っていただきたいと思っています。
また、これからの柏崎市に求められていることは、いただいた寄附をいかに活用するか。
既にいただいているご寄附は市の様々な事業に活用させていただいていますが、今後ガバメントクラウドファンディングの実施を目指して、現在動き始めています。
ふるさと納税の担当となってからずっと持ち続けている気持ちは、ふるさと納税の趣旨を大切にしながら、柏崎をたくさんの方に知っていただきたいということ。
柏崎市は今後もふるさと納税を通じて、柏崎のいい人、いいもの、いいことを皆さんにお伝えしていきたいと思っています!
この写真は、柏崎で復活を果たした伝統野菜「刈羽節成きゅうり」を守り続けるために漬物加工をする「にしなか菜々彩工房」のお母さんたちです。
「刈羽節成きゅうり」は柏崎の西中通橋場地区でのみ生産される希少な品種で、一度は途絶えていましたが、40年ぶりに復活を果たしました。
この伝統野菜を地域で守り続けるために、農家のお母さんたちが集まり、着色料や添加物を一切使わず、愛情たっぷり手作りしています。
写真から工房のお母さんたちの人柄がよく表れている私の大好きな写真です。
次のバトンを渡すのは、昨年のふるさとチョイス東北サミットでご縁をいただいた山形県上山市の川島啓太さんです。川島さんは、初対面にも関わらず、翌日上山市案内までしてくれたとってもあたたかい方です。
よろしくお願いします!
▼新潟県柏崎市のページ
https://www.furusato-tax.jp/city/product/15205