09/19
自治体職員同士の横の繋がりのきっかけは?
こんにちは、わたなべです。
自治体職員さんに書いていただいている「自治体担当者リレーブログ」。
北海道の自治体職員さんがどうやって九州の職員さんと知り合うんだろう、なんて思ったことはありませんか?
トラストバンクでは、ふるさと納税制度の健全な活用促進、全国の事例共有、自治体間交流を促すために、定期的に全国で勉強会を開催しています。
勉強会では、全国各地の事例共有やグループワークで様々な知識や経験、ノウハウを蓄積するだけでなく、担当の職員さん同士が日々実務を通して感じることなどを、都道府県や市区町村といった枠を越えて共有し合う場となっています。
勉強会後、各々の通常の業務に戻っても、そこで構築された職員さん同士の繋がりは続いていて、日常業務の中でのノウハウの共有やふるさと納税の枠を超えた繋がりなども生まれています。
そのため、遠い地の担当者同士でも繋がっていたりするのです…!
先日は、高知県高知市で勉強会を開催し、県内、近隣、遠くは北海道から、たくさんの職員さんにお越しいただきました。
勉強会終了後の懇親会では、平成30年7月豪雨で甚大な被害を受け、ふるさとチョイス災害支援フォームを開設された愛媛県西予市の職員さんより、その時のお礼にと西予市の銘酒「城川郷」を懇親会参加者に振る舞われました。
災害が起こると全国の自治体は、被災自治体支援として人材派遣等で協力しあいます。
また、ふるさと納税を活用した被災自治体支援としては「代理寄附」があります。これは、被災自治体に代わって別の自治体が寄附金の受け付けや、事務処理を行う仕組みです。
ふるさとチョイス災害支援 平成30年7月豪雨
https://www.furusato-tax.jp/saigai/filter?category_id[]=934
今回、偶然にも、西予市の代理寄附を担われた高知県室戸市の職員さんも勉強会に参加されており、担当者さん同士、久しぶりの再会となりました。
実は、西予市職員・宇都宮さんと室戸市職員・竹崎さんは、弊社が今年5月に開催した「高知セミナー」でお会いされており、その際に、両市ともジオパーク認定をされているという関係で、年末にかけてふるさと納税のお礼の品として、一緒に「コラボ定期便」をだせればいいね、と少し盛り上がった経緯があったそうです。
日本ジオパークネットワーク
http://www.geopark.jp/
また室戸市は、平成28年の熊本地震の際に、熊本県阿蘇市とジオパーク活動の繋がりから、阿蘇市の「代理寄附」を行っていました。
その経験もあり、竹崎さんの中では「代理寄附」に取り組むハードルが低く、災害があれば、また被災地の支援がしたい。とずっと考えられていたそうです。
今回も西予市が被災されたことを、竹崎さんがニュースで知ったとき、「代理寄附」を行いたいと思い、すぐに課長、財政課、市長の了承をもらい、西予市にも確認のうえ、「代理寄附」の受付を開始されたとのこと。
このスピーディーな動きの背景には、室戸市がジオパーク活動など、ある一定の繋がりがある自治体の「代理寄附」はいつでも行える状態を作られたからです。
竹崎さん曰く
「困っている自治体があれば助け合うことができる手段(代理寄附)がふるさと納税にはあり、やりたかっただけです。」
かっこいい一言ですね。
被災地では今も復旧作業が続いていますが、人との繋がりが復興の力になっていると感じる一場面でした。
ちなみに、西予市の宇都宮さんが振舞われた日本酒「城川郷」は、酵母の華やかな香りとお米のふっくら甘み、なぜか後味すっきりな、いつまでも飲み続けられてしまう、日本酒好きはもちろん、普段飲まない方にも大好評のお味です。
少量生産のため知る人ぞ知る銘酒が、ふるさと納税お礼の品で申し込めますのでぜひお試しください。
「城川郷」飲み比べセット
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/38214/41098