ふるさとチョイスブログ

日本最大のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」のスタッフや地域の方が、オススメのお礼の品や地域の魅力など、ここだけの様々な情報を発信しています。

2019
01/15
03_自治体担当者リレーブログ

【北海道栗山町】僕がメロン男子になったワケ

あけまして、おメレロンございます!

…間違えた

あけましておめでとうございます!笑

 

鹿児島県大崎町の「パッション男子」宮下さんからバトンを受け取りました、
北海道栗山町の「メロン男子」原田恭兵と申します!

2019年1発目の自体職員リレーブログにご指名いただき大変光栄です。

いきなりメロンをほおばる男子たちの写真を見て、何だこいつらは!?とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、どうかお付き合いください。

メロンの名産地なんです。
メロンで有名な夕張市の隣町なんです、栗山町は。

ふるさと納税の返礼品でもメロンが大人気でした。
ところが、僕がふるさと納税の担当になった2017年、右肩上がりだったメロンの申し込みが減ってしまったんです。

ふるさと納税の担当になるまで、正直あまりメロンは好きではありませんでした。
栗山町出身の僕らにとって、メロンは買うものではなくて知り合いの農家さんからいただくものなんです。
たくさんもらい過ぎてしまって食べ頃を逃してしまう…
そんな子どもの頃の思い出から、あまり好きではありませんでした。

ですが、ふるさと納税に関わるようになったある日のこと、メロン農家さんから直接いただいたメロンを食べて衝撃が走りました。

うまい…
今まで僕が食べていたメロンは一体何だったんだ…
これが本物のメロンか…

もっと多くの方に自慢のメロンを食べてもらいたいと強く思うようになりました。

共にふるさと納税に取り組んでいた地域おこし協力隊の仲間達と作戦会議をし、少しでもお母さまたちの目にとまるようにと考えたのが、おいしそうな…
じゃなくて、イケメンたちの写真をふるさとチョイスに掲載する「栗山メロン男子図鑑」という企画でした。

栗山町のお礼の品詳細ページで男子たちがメロンの魅力を全力でレポートしています。
ぜひご覧になってください。
https://www.furusato-tax.jp/feature/detail/01429/2082?city-product_original

(ちなみにメロン男子たちは全員栗山町役場の職員なのですが、ふるさと納税の担当ではありません。それでも「まちのためになるなら」と快く協力してくれています。ワタル、ハッシー、たくちゃん、たばちゃん、アマカイみんな本当にありがとう!)

 

そんな取り組みを始めた矢先のことです。
北海道内で開催されたふるさとチョイス主催のサミットに参加した際、ふるさとチョイスを運営する株式会社トラストバンクの女性社員さんが「メロン男子の方ですか?」と声をかけてくださったんです。

すごく驚きましたし、嬉しかったです。
それまでは「顔も知らない、年に1回電話するかどうかもわからない東京の会社の人」としか思っていませんでしたが、急に親近感が湧くと同時に、いかに自分が狭い世界で仕事をしていたか気付かされました。
まちの外にはたくさんの情報や会社や新しいチャンスがあるのだと。

トラストバンクのスタッフさんからいろいろなことを学ぶうち、全国にはまちづくりに励むアツい自治体職員がたくさんいることを知りました。
行動を続けると貴重なご縁をたくさんいただき、日本中のアツい職員さんたちとつながることができました。

中でも、長崎県平戸市のアニキと、その意思を継ぐ若手世代たちからは本当に多くのことを学んでいます。

 

2018年はこんなプロマイドカードを考案しました。

実はこれ、返礼品に入れてお送りしているお礼状なんです。
少しでも目に留まるように、そして、「なんだか変わったまちね」と印象に残るようにと考えました。

そんなことを続けるうち、寄附者様から「楽しそうな様子が伝わり私まで楽しい気持ちになります」、「行政と生産者が一緒になってまちを盛り上げようとしていることに共感が持てます」などの応援メッセージをいただくことが増えました。

僕のカードを冷蔵庫に貼ってくださっている寄附者さんまでいて、本当に嬉しかったです。

今も毎朝メッセージに目を通し、一人でにやけたり、嬉しくて泣きそうになったりしています。

実は寄附者様以上に、自治体職員さんからも「この取り組みすごいね、とても公務員とは思えない」と大反響をいただいております。
ありがとうございます、最高のほめ言葉です。

 

夏にはガバメントクラウドファンディング(GCF)に挑戦しました。

地域おこし協力隊が、若者が集うコミュニティ、そして、町内外のヒト・モノ・情報の循環を生む拠点となるcafe&barを開店するという内容です。
おかげさまで目標額を達成し、2018年11月にオープンすることができました。

GCFにご寄附いただいた方からこんなメッセージがありました。

「北海道出身です。北海道の地方を盛り上げようとする若者たちの取り組みを応援します」

必要なお金が集まったことは大事ですが、それ以上に、ふるさと納税には、地方のアツい想いを全国に伝え、共感を生む力があると気が付きました。
きっと誰しもが、自分のふるさとやゆかりのある地域を応援したいと無意識のうちに思っているのだと。

ふるさと納税には、税収減少に悩む地方がお金を集めることや、地場産業の振興以外にも、「まちを応援し続けてくれるファン」を全国に増やす力があるのではないかと思うんです。

お礼の品のあり方ばかりが注目されがちですが、それだけではふるさと納税にこれ以上の成長は見込めません。
ですが、日本中の皆さんが、この制度がいかにご自身のふるさとや日本の地方に元気を与えているかを知ったとき、大きな共感を生み、ふるさと納税はさらなる飛躍を遂げるのではないかと思います。

そしてその役割は、今最前線でふるさと納税に取り組んでいる私たち自治体職員にあるのではないでしょうか。

 

僕はふるさと納税から本当にたくさんの出会いや刺激をいただき、微力ながら栗山町を盛り上げるチャンスをいただきました。
たくさんの方が声をかけてくれ、アドバイスをくれ、これからの活動を応援してくださっています。

これからもふるさと納税を通じて栗山町の特産品や魅力を全国に発信し栗山ファンを増やす。
と同時に、同じ志を持つ仲間を全国に増やし、日本の地方を元気にしていきたいと思っています。

だから僕は生産者、町民、役場職員、寄附者の皆さまを巻き込み、日本中をくすっと笑顔にする存在「メロン男子」になりました。

自治体職員のみなさま、一緒に都会よりも田舎の方がかっこいいと言われる時代を作っていきましょう。

「栗山出身」ってだけでモテる時代は、きっと来る!

いや、

「田舎出身」ってだけでモテる時代は、きっと来る!

うおおおおおおおおおおおおお!!

 

次のリレーブログの投稿者は、高知県で開催されたセミナーで意気投合し、昨年12月に栗山町まで視察に来てくださったキレッキレのアニキ、高知県日高村の安岡さんです。

最後に、この場をお借りしてひとことだけつづらせてください。
栗山町がこんなにもたくさんのご縁とチャンスをいただけたのは、一緒に活動する地域おこし協力隊「くりやまちょうPR隊」と、丁寧に事務を担ってくれるスタッフのおかげです。
いつも本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

 

▼北海道栗山町のページ
https://www.furusato-tax.jp/city/product/01429

▼実施したガバメントクラウドファンディングのページ
https://www.furusato-tax.jp/gcf/316

 

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