ふるさとチョイスブログ

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2019
02/15
03_自治体担当者リレーブログ

【鹿児島県長島町】ちょっと鰤の話をさせてもらってもよかですか?

高知県の日高村の安岡さんからバトンを受け取り筆をとることになりました。
鹿児島県長島町の土井隆(どいたかし)と申します。

年末に行われた、ふるさとチョイスアワードには、実はイベントの前日の夜に、懇親会が行われていました。
その席で隣に居合わせたのが、日高村の安岡さんでした。
軽い社交辞令でこれからも何かあったら、連絡を取りましょうといったら、このブログを書くことになりました。

さあ、それでは何を書きましょう。
自治体の紹介のブログをしっかり書いても、読んでもらえないだろうなと思いますが、今日は居酒屋でも話せる「鰤(ぶり)」の話をしたいと思います。
実は日本一の鰤の生産地なんですよ。長島町は。

https://www.furusato-tax.jp/product/detail/46404/4453267

鰤は「出世魚」
ぶりは、成長するごとに名前が変わるので、「出世魚」と言われます。
これも面白い話で、地域によって名前の変わり方も違うんです
関東:ワカシ・ワカナゴ → イナダ → ワラサ → ブリ
関西:ワカナ・ツバス → ハマチ → メジロ(イナダ) → ブリ
北陸:ツバエリ → コズクラ → フクラギ → アオブリ → ハナジロ → ブリ
山陰:ショウジゴ → ワカナ → メジロ → ハマチ → ブリ
九州:ワカナゴ → ヤズ → ハマチ → メジロ → ブリ → オオウオ

どうですか?出世コースは地域によって違うんですね。

鰤は「回遊魚」
ブリは春から夏にかけて北上し、 冬には南下する魚として知られています。
世界をぐるぐる回っているから、「回遊魚(かいゆうぎょ)」と呼ばれます。
特に富山の氷見あたりで取れる冬の「寒ブリ」は高値で取り引きされています。

長島の鰤は、種子島あたりモジャコとよばれる稚魚を採ってきて、それを大きな生簀で手塩にかけて育て上げて出荷しています。
その鰤は国内はもちろん海外約30カ国で食べられています。

なにか似ているな???

世界をぐるぐる回って成長して、また帰ってくる。
これって何か似ていませんか?そうです。
人も同じで、ふるさとを離れて成長して、また戻ってくる。
長島をふるさとと思う人を育てて、島を離れて成長して、そして帰ってきてほしい
そういう思いをもって作られたのが、「ぶり奨学金」です。

ふるさとチョイスアワードで表彰していただけました
高校・大学卒業後、島に戻ってきた若者の奨学金返還を免除する「ぶり奨学金制度」は、地元の鹿児島相互信用金庫・町の事業者・長島町役場が協力してできた制度です。
ふるさと納税の使用用途に、このぶり奨学金を選んでいただける方が増えてきたのがうれしいです。

詳しい内容はこちら

これまでこの奨学金を受け取った子どもたちが総勢100名を超えてきています。
長島の子どもたちが戻ってくるかどうかは、またこの先の未来の話です。
戻ってくる時に戻って活躍したいと思えるような町をつくるのが私たちのしごとです。

鰤だけじゃない長島の返礼品

長島の魅力は、魚だけではありません。
鹿児島県肉牛枝肉共進会で最優秀賞をとった鹿児島一の肉牛や、デコポンをはじめとした柑橘類、それから赤土の大地でそだったじゃがいもなども豊富に用意しています。

ぜひこれからも応援をよろしくおねがいします。

▼鹿児島県長島町のページ
https://www.furusato-tax.jp/city/info/46404

▼ぶり奨学金
http://buri.webflow.io/

続いてのリレー先は、宮崎県の新富町の黒木雅史さんをご紹介したいです。
一粒1000円のライチで、地域産品のブランド化をしたり、ふるさと納税であつまった基金をつかって起業家育成で成果をあげている地域です。
話によると起業家希望者が500名以上来ているそうです。
お隣の宮崎県ですが、私とは一緒にベトナムに行ったり、移住ドラフト会議に参加したりと妙なご縁のある地域です。

 

 

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