ふるさとチョイスブログ

日本最大のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」のスタッフや地域の方が、オススメのお礼の品や地域の魅力など、ここだけの様々な情報を発信しています。

2019
06/12
03_自治体担当者リレーブログ

【長野県白馬村】大切なのは、円より縁。感謝の4年半を振り返ります。

長野県白馬村役場の渡邉宏太と申します。
生まれ育った千葉県つながりということもあり、南房総市の松田さんよりバトンをいただきましたので、担当者として過ごした4年半を振り返りながら、私の想いをお伝えできればと思います。

白馬村について

一応、地域のPRをしないといけない気がするので、空気を読んで白馬村の魅力をお伝えします。

「白馬村」と言えば…?

30代以上の方は「スキー」とか「オリンピック」とお答えいただきますが、20代以下は名前を知らない方も多いかもしれません。

民宿発祥の地で、登山とスキーを中心とした観光産業により発展してきた村です。
山岳景観や自然環境に惹かれて移住する人も多く、私自身も生まれ育ちは千葉県ですが、母親の故郷である白馬の自然と人に魅了されて大学卒業後に孫ターンした移住者です。

最近は外国人の観光客や定住者も多く、昨冬は約9,000人の村民のうち1,000人以上が外国人という状況になっています。
冬季の平日のスキー場や居酒屋はほぼ外国、そんな村です。

拙い文章よりも写真の方が伝わると思うので、詳しくは書きません。

白馬村とふるさと納税と私

きっかけは2014年7月に遡ります。
連携協定に向けて協議をしていたヤフー株式会社が主催する「地域活性化セミナー」があると知り、上京して参加しました。
そこでトラストバンクの須永社長のお話を伺い、閉会後に勇気を振り絞ってご挨拶させていただきました。当時は税務課に配属されていて、ちょうどふるさと納税が注目され始めた頃でしたので、「一刻も早く取り組むべきだ!」と村長に熱弁していて、そんな想いを須永さんにお伝えしたことを覚えています。

いろいろな人にその想いを伝えていたこともあってか、10月中旬の人事異動で総務課企画係に異動となり、ふるさと納税や存続の危機にあった白馬高校の魅力づくりを担うこととなりました。

フライングスタートダッシュ

12月の繁忙期に間に合うよう、返礼品・クレジットカード決済なども含めてふるさとチョイスからの寄附受付をリリースすべく、爆速で準備を進め、間も無くスタートという11月22日(土)に最大震度6弱の長野県神城断層地震が発生しました。
私は仕事で上京していましたが、連絡を受け深夜に帰村して、そのまま災害対策事務へ。

一夜明け、大きく被害を受けたのは村の一部であったものの、77棟が全半壊という状況で、家を失ってしまった被災者を目の当たりにしながら、夏のセミナーで須永社長が「災害時の緊急寄付」について説明されていたことが頭に浮かびました。
前例が無かったこともあり「活用させていただいても良いのでしょうか」と恐る恐る聞くと、「ぜひ使ってください!」とのことで、震災の2日後の夕方にはトップページに大きく掲載していただきました。

三連休の初日の夜に発災したこともあり、義援金口座を開設する前に受入れが可能となり、メディアに多く取り上げられる最初の数日間に機会を逃さずにご厚意をお受けすることができたのは本当にありがたいことでした。

通常フォームのリリース前ということもあり、勝手も分からず問い合わせ対応にも苦労しながら、昼間は被災者支援、夜間にふるさと納税(納付書の発送や入金確認等)に追われる日が続きました。
(*その後、代理寄附制度が創設されましたので、いざという時は助け合いましょう!)

寄附者からの温かいメッセージが届くたびに、目が涙で滲むとともに、寄せられるメッセージ(想い)に大きな価値を感じ、自分だけで留めてはいけないと思い、避難所や役場に掲示したり、被災者向けの情報媒体に掲載して、少しでも多くの人の目に触れられるよう心がけました。

なお、長野県神城断層地震では、地域住民の共助による救助活動もあり、死亡者がいませんでした。多くの方が被災した地区で再建し、被災前と変わらない生活を営んでいます。避難生活や復旧・復興にあたり、多くのふるさと納税を活用させていただきました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。

震災復興が一段落する間も無く…

震災から半年が経ち、ふるさと納税業務も軌道に乗ってきた頃、今度はもう一つのミッション、白馬高校の魅力づくりが「待った無し」の状況となっていました。
生徒数の減少により存続の危機に瀕し、県立高校ながらも村が支援をして地域資源を活用した国際観光科の新設と生徒の全国募集、公営塾・教育寮の設置・運営など、新たなスタートを切ることとなっていましたが、準備を進められないまま残された時間は1年弱。すぐにでも県外からの生徒の募集活動や受入態勢の構築に取り組まなければならない状況でした。

「実績もない、広告費もない状況で、どうやって中学生やその保護者に知ってもらい、興味を持ってもらえるだろうか…」

あれこれ思案しましたが、結局「これだ!」というものがなく、「思いつく限りのできることは全てやる」ということしかありませんでした。

そんな時に、またしてもふるさとチョイスが助け舟を出してくれました。

「ガバメントクラウドファンディング(GCF)」

当時は掲載プロジェクトも少なかったこともあり、ふるさとチョイスのトップページや外部媒体などで大きく取り上げられていました。
届けたい層と届く層がマッチする自信はありませんでしたが、少なくとも不特定多数の人の目につく形で情報発信ができて、高校魅力化に活用する資金も集められたら、そんなに素晴らしいことはない!と思い、緊急寄附フォームの時と同じように、恐る恐る問い合わせてみると、また「やりましょう!」とご快諾いただきました。

予想以上の反響があり、またしても温かい応援メッセージとともに、560名の方から合計1,700万円を超える寄附をいただくことができました。
さらに、ふるさと納税をきっかけに白馬高校の国際観光科が全国募集をしていることを知って入学してくれた生徒も現れるなど、まさに「渡りに船」。
寄附金の使い道に共感していただくことや、地域活性化に寄与する取り組みとして、「ふるさと納税の健全な発展を目指す自治体連合」からも表彰していただきました。

その後、「生徒の留学支援」や「高校生ホテル」など、返礼品は生徒のレポートのみとする白馬高校関係のGCFに毎年挑戦しながら、今年の3月に第1期生が大きく成長して巣立っていきました。
皆さんからのご支援のおかげで、白馬高校の学びも年々進化・深化しています。

関係づくり

白馬高校の魅力づくりと並行して担当した総合計画の策定では、白馬ファン(寄附者)からまちづくりに関する意見を募るために、東京でワークショップを開催しました。村民とは違った視点で様々なご提案をいただくとともに、それ以降、毎年東京で白馬ファンの集いを開催し、関係人口の創出に取り組んでいます。

また、白馬村では、物を送るのではなく、白馬に来ていただく返礼品を多くの方に選んでいただいています。

私と同じように、白馬の自然と人に魅了されたファンの皆さんから温かいご支援をいただいていますので、ふるさと納税をきっかけとしてさらに多くの方と関係を築いていきたい!と思っていましたが、4月から教育委員会の生涯学習スポーツ課に異動となり、4年半携わってきたふるさと納税業務から離れることになりました。
まだまだやり残したことだらけですが、一方で「多くの職員がふるさと納税に関わり、使い道や返礼品などの視点を持つ組織になることが望ましい」と思っていましたので、業務は後任に引き継ぎ、私は新しいフィールドでもふるさと納税をツールとして活用しながら、共感・応援してくれる人々が増えるような挑戦を続け、より美しくより楽しい白馬村に貢献したいと思います。

皆さんに伝えたいこと

まだまだお伝えしたいエピソードはたくさんありますが、「もうお腹いっぱい」という方も多いと思います。(むしろここまで読んでいただき、ありがとうございます)

よく言われていることですし、このリレーブログを読むような方は既に実践中という方も多いと思いますが、改めて今の私にとって大きな2つの軸をお伝えしたいと思います。

理想・希望は口に出そう

「これをやりたい!」、「こうなったらいいなぁ」ということは、どんどん人に伝えましょう。私も「ふるさと納税!」と騒いでいなければ、担当になることもなく、震災の際にふるさと納税でご支援いただくこともなかったかもしれません。もちろん、口に出しただけでは叶わないことが圧倒的に多いですが、1%でも確率が上がるのであれば、言って損はありません。
さらに、共感・応援してくれる人が増えます。手伝ってくれる人、アドバイスしてくれる人、専門家を紹介してくれる人。本気と熱意を伝えることができれば、自分一人では成し遂げられないことを実現する強大なパワーになります。

人とつながろう

以前は私も遠慮がちで、積極的とは言えないタイプでしたが、1歩踏み出して外に出てコミュニケーションを取ることが、その後の展開を大きく左右することもあると知り、地域や自分のためになりそうな機会は逃さないようにしています。
例えば、研修やセミナーなどに出て感銘を受けたら、講師に挨拶したりお礼を伝える。参加者でグループワークをして共感することがあったら、終わった後にも連絡を取ってみる。
そういったことを繰り返しているうちに、貴重な機会や情報が得られたり、思わぬ展開に繋がったりすることが、少なくありません。

 

以上の2点を繰り返しながら、ふるさと納税でも、白馬高校の魅力づくりでも、それ以外の業務も、とにかく周りの人の力に頼りまくって取り組んできた結果、「仲間が増えた」というのが公私における財産だと感じています。

ふるさと納税だけを切り取ってみても、職場の同僚、他の自治体の職員、返礼品事業者、寄附者、トラストバンクの皆さん、業務に関係ないけど応援してくれる人など、皆さんの周りにも一緒に取り組める・力を貸してくれる人はたくさん居ると思います。

一歩踏み出して、地域をおもしろく素敵な場所にしていく人が一人でも増えることを願っています。

 

という締めくくりと共に、このバトンを熊本県八代市の友田美穂さんにお渡しします。
なぜ彼女なのかは、次回のブログで書いてくれるはずですので、お楽しみに!

ふるさと納税をきっかけに出会えた全てのご縁に感謝!

そして、みなさん最高の野遊び場「白馬」に四季を通じてお越しください♪

 

▼長野県白馬村のページはこちら
https://www.furusato-tax.jp/city/product/20485

▼GCF:究極の地域実習「高校生ホテル」で白馬の未来を担う国際観光人材を育む!(受付終了)
https://www.furusato-tax.jp/gcf/409

 

 

 

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