ふるさとチョイスブログ

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2019
06/28
06_トラストバンクの日常

【7月豪雨特設ページ 編集後記】入社1年目だった私にとっての7月豪雨

昨年、西日本を中心に降り続いた、平成30年7月豪雨により被災されたすべての皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

 

こんにちは。今回7月豪雨特設ページを担当させていただいた、わだと申します。

広範囲に記録的な豪雨が降り続いたあの約一週間から1年が経ち、ふるさとチョイスでは本日より特設ページを公開しました。

…もうご覧いただけましたでしょうか?

豪雨の甚大な被害があった岡山県倉敷市へ、災害支援としてふるさと納税をした寄附者さんを実際に現地へお連れしたレポートや、

被災した高校生を通学させるため、立ち上がった岡山県矢掛町のこの1年、大切に育ててきたショウガの芽がすべて流されてしまったけれど、もう一度立ち上がった広島県神石高原町の農家さんにとっての1年。

レポートとしてまとめておりますので、是非ご覧いただき、今もできる支援の形で地域を応援いただければ幸いです。

 

私自身にとって昨年の夏は、ふるさとチョイスを運営するトラストバンクに入社してすぐ、社会人1年目の夏でした。

昨年、6月末。降りやまない豪雨。

 

災害時、ふるさとチョイスでは全ての自治体に無償で寄附の申込みフォームを提供しており、寄附金をそのまま地域に届けることができます。

どこの自治体さんもふるさとチョイス災害支援を使うことができますから、どこで発災しても、ふるさとチョイスは地域の力になることができます。

しかし、災害支援のページを開くには、通常、自治体さんとの連絡が必要でした。

連絡さえつけば、弊社スタッフは他のどんな業務より優先して迅速にページを公開します。

 

日に日に増える大雨警報に、自治体さんからの連絡はまだかと社内に緊張が走っていました。

 

西日本エリアで、記録的な豪雨が降り続いて、2日目、3日目…

 

ニュースによって、既に甚大な被害が出ていることが分かっているのに、自治体さんは現場の対応で忙しく、連絡がつかない。

災害からの復旧・復興にはお金は必ず必要です。しかし寄附が集まるタイミングは、最も報道が多い発災直後。より多くのご寄附を募るため、災害支援のページも報道が多くあるタイミングで公開しておく必要があります。

ようやく連絡がついた西日本エリアの自治体さんも、被害が最も大きかったといわれる自治体さんが開いていないのに自分たちが先に開くわけにはいかないと、なかなか開設に踏み切れずにいました。

これでは、必要な支援を届けることができない。

2018年7月7日、口火を切ったのは茨城県境町さんでした。

茨城県境町さんは今回の災害では被災していません。

しかし、ふるさとチョイスには現場対応で忙しい被災地に代わって寄附を受け付ける「代理寄附」という仕組みがあります。

代理寄附についての詳細

茨城県境町さんの迅速な判断により、岡山県倉敷市と広島県の代理受付を開始しました。

これを機に、西日本を中心とした自治体さんから問い合わせが続くようになりました。

 

日に日に明らかになる被害の大きさ。

少しでも多く自治体さんに、もっと支援を届けなければならない。

私たちは全国1788自治体へ【ふるさと納税での災害支援寄附】についてのご案内の連絡をしました。

この日から、被災地以外の自治体さんも合わせて数百を超える自治体さんから問い合わせ電話が殺到しました。連日電話は鳴りやみません。

 

「地域のために。」

 

その想いで、昨年7月は全スタッフがこの災害の対応にあたりました。私もその一人として必死でした。

自治体さんとの電話での会話の中で知った【現地で作業する人員不足の状況】に居ても立っても居られず、私は、岡山県倉敷市へ行き、土砂掻き出しのボランティアに参加しました。

被災地の為に何かできないか、と動いたのは私だけではありませんでした。

豪雨が去ったあとの猛烈な気温上昇に、現地スタッフが汗だくになっている。水道から水が出ない。ならシャワーコンテナを現地に運ぼう!

社内のスタッフがそう提案してからわずか数日後には、岡山県倉敷市にシャワーコンテナを届けることができました。

その後、コンテナの利用を円滑に進めるため倉敷市へ、スタッフが交代でボランティアとして通いました。

ほかにも書ききれないくらい、被災地のために少しでも力になれないか、トラストバンクは全力でした。

 

入社して間もなかった私は、こんな会社があるものかと驚いたと同時に、地域のために本気になれる会社にいられることが心の底から嬉しかったこと、そして何かあったときに地域の力になれる仕事ができることを誇りに思ったことをよく覚えています。

 

ふるさとチョイスはこの豪雨災害で、全国から約7万8000件、15億円を超える寄附を、112もの自治体へ届けることができました。

このうち約4万件の約8億円の寄附は、被災地の事務手続きを代行をしてくださった38もの自治体さんを通じ、被災地へと届けられました。

改めて、ご寄附いただいた全国の皆様、代理で寄附を受け入れてくださった自治体の皆様、本当にありがとうございました。

 

豪雨から1年経つ今も、まだまだ支援を必要としている自治体さんは多くいらっしゃいます。是非災害支援ページにて、継続的なご支援をお願いします。

また、お礼の品をもらうことも被災地の産業の応援に繋がります。是非、被災地のお礼の品も見てみてくださいね。

 

最後に、特設ページ制作にご協力いただいた、倉敷市さん、神石高原町さん、矢掛町さん、本当にありがとうございました。
また、今も支援を必要としている27もの自治体さん、何度も連絡してしまってごめんなさい。少しでも力になれたら、嬉しいです。

 

これからも、地域のために。必要な寄附を必要な地域へ届けられるように。

社会人2年目。トラストバンクが培ってきた全国との信頼を繋ぎ続けられるように働きます。

 

今年の雨はひどくなりませんように。

 

 

▼平成30年7月豪雨特設ページ
https://www.furusato-tax.jp/feature/a/2019_heavy_rain_japan

 

わだ

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