ふるさとチョイスブログ

日本最大のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」のスタッフや地域の方が、オススメのお礼の品や地域の魅力など、ここだけの様々な情報を発信しています。

2019
09/02
03_自治体担当者リレーブログ

【北海道白糠町】感謝の気持ちを伝えたい

大分県国東市の財前さんからバトンを受けました、北海道白糠町(しらぬかちょう)の佐々木です。

 

財前さんから突然の電話で・・・
なぜ白糠に!と思いましたが、一度、北海道に来たからには、道内自治体からは出しません。
北海道は、179の市町村と北海道(道庁)で、180自治体あります。月2回発行のこのブログは年に24回、ということは、北海道だけで7年間は続くことになります。白糠(北海道)にバトンを渡してよかったのですかね~ 財前さん・・・

北海道は、都道府県別の寄附金額で30年度こそ大阪府に明け渡し2番だったものの、その前の年度までは5年連続で1番でした。
今後も、お礼の品のポテンシャルの高さと、リレーブログ効果で永年1番を続けると思います。

 

さて、白糠町は、平成27年10月からお礼の品を伴うふるさと納税を始めました。後発組です。
北海道では、その前年度に上士幌町さんが、9億5千万円の寄附額で、もちろん道内1番に、全国でも3番という、なまら(「すごく」「とても」「非常に」という北海道弁)すごい実績でした。

白糠町ではふるさと納税を始めるにあたって、大先輩に無謀とも思えましたが、上士幌町さんにお伺いし、また、上士幌町さん主催の「ふるさと納税北海道サミットin札幌」にも出席させていただき、そのときに宿が取れないと言うと、同じ部屋に泊めていただいたりととってもお世話になりました。
上士幌町さんがいて白糠町がスタートを切ることができ、とっても感謝しているとともに、目標は上士幌町さんでもありました。
いつかは上士幌町さんよりも上に行くことを目標にしていましたが、平成29年度に返礼率3割が徹底され、上士幌町さんはそれを実行しました。
本町は主力である「いくら」の価格が9月から始まる秋鮭漁で決まることから、それまでは3割を守っていましたが、その年が昭和35年以来の凶漁で、ここ数年、秋鮭が獲れなくなってきた中で、さらに追い打ちをかけるように白糠漁港での水揚は前年の29.2%というとてつもない結果となりました。当然、価格も高騰したものです。
当時は、寄附金額を変動することに手を付けられなかった(付けたことがなかった)ことから、返礼率が高いまま白糠町は、その年度の寄附額が上士幌町よりも上回ってしまいました。
結果、フェアじゃないかたちで抜いてしまったものです。申し訳ない気持ちでいっぱいでした。きちんと話をしなければと、上士幌町さんに謝罪したところ、そこでまた温かい言葉をかけてくださったものです。
本町(私)にとっては上士幌町さん(梶さん、関さん)は神です。

上士幌町さん、そして道内で一昨年度まで2年連続で1番だった根室市さんは、きちんと自らの立ち位置を認識され、独自でサミットを開催してくださったりし、道内や全国のふるさと納税の担当者に返してくださったものです。
白糠町は、昨年度は全道で4番目、その前年度は3番目でした。上士幌町さんや根室市さんのリーダーとしての振る舞いを、今は白糠町もやっていかなければならない立ち位置にあると思っています。

サミットも開催したいです。でも、泊まる場所が町内にはないです。泊りは隣町となると、これはこれで経済効果を考えると問題です。
でも、全国、全道サミットは無理としても、この北海道、そして、道東のポテンシャルの高さを、ふるさと納税を通じて全国に発信していきたいと考えています。ここの地域は、宮崎県のあの地域のようになれると思っています。

白糠町が参考になるのであれば、本町のやり方をすべてあからさまにします。
年内と言ってもそろそろ繁忙期に入ってきますが、その前にはこの地域限定になりますが、まずは勉強会から実現したいと思っています。

 

白糠町は、北海道の東部にあります。

北海道はどこでも雪が沢山降ると思っていらっしゃる方が多いと思いますが、北海道の東側の太平洋側は、年に何回かのドカ雪(と言っても20cmくらい)はありますが、道路が積雪状態というのは何日も続きません。
かと言って新潟のように気温で融ける気候ではなく、毎日が真冬日は当たり前です。ですので、北海道の人はみんながスキーが上手なわけではなくて、雪の降る地域では子どものころはスキー学習、道東を中心としてはスケート学習です。
スピードスケートのオリンピック選手は道東から、スキージャンプ選手は道北を中心に輩出されています。

岬の森東山公園からの白糠漁港と街並み

 

そんな場所にある白糠町は、太平洋沖の暖流と寒流が交わる絶好の漁場にあり、鮭やししゃも、毛ガニ、つぶ貝、柳だこなど様々な海産物が水揚げされます。
また、水産品だけでも十分すぎるくらいですが、山に目を向けると、「しそ焼酎 鍛高譚」の紫蘇や、料理を引き立てるイタリア仕込みのチーズ、ヨーロッパでは特別な日の高級食材として愛される鹿肉、洞爺湖サミットの初日の晩さん会のメインディッシュとなった羊肉など、豊富な食材があふれるまちです。

今でこそ、魅力的な特産品がいっぱいの白糠町ですが、実は、以前は特産品と呼べるものが無かったものです。
一番最初の特産品は、何と言っても『しそ焼酎 鍛高譚』です。

 

紫香舎の鍛高譚しそ畑

「しそ焼酎 鍛高譚」と「鍛高の梅酒」

 

今や全国区ですが、平成3年に町民が、「焼酎を紫蘇ジュースを割って飲んでいるんだけど美味しいので特産品にできないべか…」と役場に相談があったのが始まりです。その後、海産物の加工が始まり、鹿肉は厄介者の有効活用、羊農家2件とチーズ工房は移住者です。

“いくらの白糠町” とのイメージが強いですが、お礼の品にすぐに出していただけたわけではありませんでした。
何回もお願いをし、出していただけるようになりました。元々大きな製造会社ですので、いくら出るか分からないような、しかもきちんとした扱いができるのか不安な役場には出せなかったということですね。
この企業は直販はしていなかったので、エンドユーザーの声を聞く機会はなかったものです。ふるさと納税を始めてからは、その高評価なレビューが従業員のモチベーションになり、従業員は素晴らしいこだわりで造ってきた自社への誇りにも繋がったそうです。
今は、自社でオンラインショップも立ち上げました。

大人気の『北海道海鮮紀行いくら(醤油漬)』

 

冒頭で、上士幌町さんが、9億5千万の寄附額で全国3番になったと書きましたが、そのときに雇用が増えたとか、工場を増設したと聞きました。
本町も寄附額が8億1千万円になった年度から町が変わってきたと実感したものです。

白糠町は、ふるさと納税を始めた当初から、地場産品にこだわり、お礼の品としてきました。ですので、早い頃から、「白糠町は、本町で生産、加工されたもの、オリジナル商品以外はお礼の品にしていません」という「白糠町ふるさと宣言」のバナーをポータルサイトに掲げてきました。

話が逸れてしまいました。元に戻します。

そんな豊富な食材をふるさと納税のお礼の品にしていますが、これを一堂に食べていただきたい!そんな機会を作りたい!というのは、このふるさと納税を担当する前からの私の夢でした。

それを実現したのが、今年の2月です。「北海道白糠町ふるさと納税感謝祭2019」でした。

東京丸ビルのフレンチレストラン「サンス・エ・サヴール」。

80倍の当選率の中、抽選で選ばれた492名のご寄附者様にご出席いただきました。
35階のレストランからは、眼下に皇居、遠くに富士山を望み、関東平野を一望する景色を楽しみながら、白糠町の魅力を存分にご堪能いただけたものと思っています。

 

白糠町の魅力は何と言っても、海のものから山のものまである豊富な“美味しい食材”。このようなまちは全国を探してもなかなか見当たらないのではと思っています。

特産品と呼べるものが無かった時代から、生産者の努力があって食材が揃った今の白糠町。
白糠の魅力を知っていただくには、フレンチのフルコースしかない!との思いで、実際にふるさと納税のお礼の品として提供されている食材を使ってのフレンチのフルコースを味わっていただくというコンセプトです。白糠町の食材が80%以上使われたコース料理です。

白糠町が誇る自慢の食材を手掛ける生産者の方にも来ていただき、食材についてのPRと紹介をし、ご寄附者様に、生産に対する熱い思いを身近に知っていただく良い機会になりました。
お帰りの際には生産者さんを呼び出し、記念撮影される方もいらっしゃったりと、face to faceのとっても良い機会ができました。

また、寄附金の活用事例の報告と本町の定住施策についても披露させていただきました。

ここで少しだけ書かせていただきますと、町外からの移住・定住者には新築用地(約80坪)の無償提供、固定資産税の減額、太陽光発電の設置と地元建設業者が建てた場合には最大で200万円の支給、子育て支援としては、18歳までの医療費、給食費の無料、入学支援金の支給など、保育・教育の支援も手厚く行っています。

この感謝祭の様子は、ふるさとチョイスさんにもご紹介いただきました。是非、ご覧ください。

https://www.furusato-tax.jp/feature/detail/01668/3602

 

感謝祭は「サンス・エ・サヴール」で行いましたが、本町の漁業協同組合から、地元でも食べられないような貴重な魚種も仕入れしていただいており、普段から白糠の食材を食べることができる東京荻窪の「鳥もと」にも、同時期に100名様をご招待し、白糠食材のコース料理をご堪能いただきました。

“えっ!!!この店大丈夫???”と思うような大将。

“日本一人相が悪い店主”なんて言われていますが、本当はとっても優しく、とっても気が利き、店と荻窪と北海道のことを一番愛している大将です。食べログ3.45と聞くと、どれほどのお店か分かっていただけるかと思います。
ちなみに「サンス・エ・サヴール」は3.75です(食べログで3.5を超えているのは全店舗の4%ということですから、どちらのお店も皆さんに愛され評価されているお店とお分かりいただけるかと思います)。

ここ『鳥もと』でのご招待者様のアンケート結果も、大変素晴らしいものでした。実際には、初めて行くだろうご招待者様には、大将の風貌もあのとおりなので冷や冷やしていたのですが、、、(笑)

東京出張の際には、ぜひ、お立ち寄りください。財布にもとっても優しいお店です。

 

ふるさと納税は、本年6月に、法改正があり規制がされました。

過渡期と思っていた制度は、今、創成期に入っています。

制度ができて12年目、今ここで白糠町がふるさと納税をすることができているのは、過去に頑張って来てくださった数々の先輩方、レジェンドと言われる方々がいらっしゃるからこそです。すごいことをやってきたのだと改めて感じているとともに感謝しています。

 

まだ制度は完璧ではないです。だから、いろいろと騒がれています。

そんな中にいるまさしく今このときに担当である私達には、大きな責任があると思っています。世界初であろうこの「ふるさと納税」という制度をつくっているのですから。

三方良しのこの制度がいつまでも続くように、皆さんしっかりとやっていきましょう!

 

次は、つい先日、本町に視察に来られました、もちろん北海道内の北見市の木村さんです。

北見と言えば、そだね~、赤いサイロ!、そう、あの昨年の平昌オリンピックでカーリング競技史上初の銅メダルを獲得したロコ・ソラーレのあるまちです。ホタテもタマネギも有名です!

 

▼北海道白糠町のページ
https://www.furusato-tax.jp/city/product/01668

 

 

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