ふるさとチョイスブログ

日本最大のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」のスタッフや地域の方が、オススメのお礼の品や地域の魅力など、ここだけの様々な情報を発信しています。

2019
10/17
06_トラストバンクの日常

【記者会見レポート】卒FIT電力を地域に寄附できる「ふるさとエネルギーチョイス えねちょ」の申し込み開始!

はじめまして。広報の齋藤萌(さいとうもえ)です。

他のスタッフがあだ名で登場する中、なぜフルネームなのか。

トラストバンクには「サイトウ」が6人もいるからです(10月1日時点)。

自治体さんなどからの“サイトウ違い”の連絡はあるあるになっており…

ブログを機に、少しでも覚えて頂けると幸いです。


電力を好きな地域に寄附

さて、皆さんは、身近な電気がどこでつくられているのか知っていますか?

「自宅の屋根にソーラーパネルがある!」と答えたあなたに朗報です。

トラストバンクは9月19日、住宅太陽光発電の電力を好きな地域に寄附できる新サービス

「ふるさとエネルギーチョイス えねちょ」https://www.energy-choice.jp/

の先行申し込み開始を記者会見で発表しました!

卒FIT記者会見1
トラストバンクエネルギー事業本部長の前田功輔が新サービスを説明

「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)」の期間を終えた住宅太陽光発電の「卒FIT電力」を

① 好きな地域を選んで寄附する

② 好きな地域を選んで寄附し、特産品や電子感謝券などのお礼の品をもらう

ことができる業界初のプラットフォームです。

ご想像のとおり、「寄附」の着想は「ふるさと納税」から。

地域でつくられた電力が、地域電力会社を通じて地域内で使われることで、

再生エネルギーの地産地消や、地域内での経済循環の実現を目指します。

株式会社V-Power(東京都品川区)との共同運営で、買い取り期間が終わる今年11月から寄附できるようになります。

「ふるさとエネルギーチョイス えねちょ」のページ
「ふるさとエネルギーチョイス えねちょ」のページ( https://www.energy-choice.jp/ )

皆さんが、大手電力会社などに支払う光熱費(エネルギーマネー)は年間いくらくらいでしょうか。

環境省によると、日本全体でエネルギーに支払う額は年間約28兆円。

人口5万人規模の自治体では年間約100億円に上るそうです。

当社代表の須永は記者会見で「地域資源やエネルギーマネーを域内で循環させ、域外への漏れを防ぐことは、

トラストバンクのビジョンでもある『地域が自立し、持続可能な状態にする』うえで不可欠」

と地域エネルギー事業の意義を話しました。

トラストバンク代表須永珠代が当社の地域共創事業について説明

お礼に農産物や旅行券、教育の使い道も

「えねちょ」には10月1日時点で、以下8社の地域電力会社に参画していただいています。

  • 群馬県太田市 株式会社おおた電力
  • 群馬県中之条町 株式会社中之条パワー
  • 千葉県銚子市 銚子電力株式会社
  • 長崎県西海市 株式会社西海クリエイティブカンパニー
  • 長崎県南島原市 株式会社ミナサポ
  • 宮城県東松島市 一般社団法人東松島みらいとし機構
  • 石川県加賀市 加賀市総合サービス株式会社
  • 鳥取県米子市・境港市 ローカルエナジー株式会社

記者会見では、各社・各自治体から地域の個性あふれる挨拶をいただきました。

長崎県南島原市は、お礼の品に地元でしか出回らない希少な棚田米を贈るほか、電力の寄附で得たお金を小中学生のIT教育事業に使うそうです。使い道でふるさと納税の寄附先を選ぶ「ガバメントクラウドファンディング®」みたいですね。

「お礼の品の一つはお米、一つは“子供たちの笑顔”」と話されました。

長崎県西海市は、お礼の品の「超ビッグサイズ伊勢エビ」を披露!

まさかの生きた伊勢エビの登場に、会場からは笑みがこぼれました。

他にも、地元の旅館などで使える電子感謝券を贈り、地域に訪れてもらう取り組みなどが紹介されました。

長崎県西海市崎戸町沖の五島灘で水揚げされる1㎏超えの「伊勢エビ」

災害に強いまちづくりにも

宮城県東松島市は、東日本大震災で最長3カ月間の停電を経験しました。

自分たちが使うエネルギーは、自分たちで生み出そう」。

エネルギーの重要性を実感し、自治体新電力会社の「東松島みらいとし機構 」を設立。

いまでは、再エネの発電量が震災前の3倍に上るそうです。

電力を架け橋として、地域への想いを地域の力に変えたい。まちの復興は進んでいるが、産業振興がなかなか進んでおらず、ふるさとの産品を活用する(えねちょの)サービスに大きく期待している」と語りました。

先日の台風でも、千葉県を中心に大規模停電が発生しました。

一部の報道によると、停電時に太陽光発電を活用した家庭もあったそうです。

災害時にも電力を地域に安定供給できる災害に強いまちづくりを進めるため、

電力供給を一つの電力会社に依存せず、分散型で備える重要性を感じました。

須永(左)と前田(右)、「えねちょ」に参画する自治体・地域電力会社の代表の皆さん

記者会見には 、全国紙や地方紙、専門紙など 14社のメディアの方が出席し、

日本経済新聞や上毛新聞、スマートジャパンなどに掲載されました。

会見後、ある記者の方に「とても可能性を感じました」と言っていただけたことが心に残りました。

寄附への関心は4割、お礼の品には7割

トラストバンクが卒FIT電力のユーザーを対象に実施したインターネット調査では、

住宅太陽光発電でつくられた電力を地域に寄附することに関心がある人は約45%

さらに、電力を寄附し、地域の特産品などお礼の品がもらえることに関心がある人は約70%に上りました。

住宅太陽光発電の売電価格は年々下がるといわれていますが、「寄附」への関心がここまであることに驚きました。

「ふるさとエネルギーチョイス えねちょ」https://www.energy-choice.jp/ ) の今後の展開に乞うご期待です!

(齋藤萌)

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