ふるさとチョイスブログ

日本最大のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」のスタッフや地域の方が、オススメのお礼の品や地域の魅力など、ここだけの様々な情報を発信しています。

2019
11/15
03_自治体担当者リレーブログ

【北海道大樹町】大樹(ここ)から宇宙(そら)へ

鹿追町の橋爪さんからバトンをいただきました、北海道十勝大樹町の西川と申します。

大樹町は、ふるさと納税の業務全般を町内にある事業者に委託しているので、私からは町の紹介を少しだけさせていただきたいと思います。

「大樹(ここ)から宇宙(そら)へ」

町で掲げている大樹町のキャッチコピーです。

大樹町は30年前から「宇宙のまちづくり」を進めています。

私自身が生まれも育ちも大樹町ということもあり、なんとなくではあるものの小さい頃から大樹の宇宙事業に触れていた記憶があります。(それこそ30年前くらい…おじs)

小学生の頃、親に半ば強引に宇宙少年団なるものに入団させられたものの、何の疑いも抱くことなく、海外の子どもたちと交流したり宇宙飛行士さんのお話を聞いたりと楽しく活動していたことを今でも思い出します。

でも、私自身大人になっていくにつれて関心も薄くなっていき、

何でこんな小さな町で宇宙?

宇宙を推してどうなるの?

宇宙(うえ)ばっかり見てないで基盤を支えていかなきゃいけないんじゃない?

(ちなみに、大樹町は今でも酪農を中心とする農業と、海にも面しているため漁業ありの一次産業が中心のまちです)

役場に入職してからもしばらくはこんな思いでした。(今だから言えるんですけどね)

それがいつのまにか(平成7年です)全長1000mの滑走路を有する多目的航空公園が整備され、今では航空宇宙研究開発機構(JAXA)をはじめとして、民間企業や大学等による様々な航空宇宙関係の実験が町で行われており、2019年5月には民間企業で打ち上げたロケットが国内では初の宇宙空間到達に成功するなど、「宇宙のまち大樹町」として広く知られるようになりました。

それに伴って、ロケット打ち上げを見に来てくれる人たちだけでなく、視察や関連企業の方など町外から大樹町に訪れてくれる人が年々増え、目に見えてロケット効果・宇宙効果がわかるようになってきたんです。

宇宙産業が発展していけば、関連企業が進出してきて、雇用が生まれて、観光による関係人口が増えて、大樹町の人口が増えて、地域が活性化して、とまさに地方創生そのもの。時の町長はじめ携わってきた人たちの先見の明には脱帽です。

現在は新たなロケット発射場の整備をすすめ、「北海道スペースポート計画」の実現に向け官民一体で取り組みを続けています。

また、ふるさと納税制度も活用した取り組みとして、トラストバンク担当者の方から様々なご助言ご支援をいただきながら、ガバメントクラウドファンディング「宇宙のまちのロケット開発応援プロジェクト」を立ち上げて実施しています。

みんなの力でできたロケットが宇宙に行くなんて、夢がありますよね!

そんな夢とロマンがある大樹町をぜひ応援いただき、大樹町のファンになっていただけければ嬉しいです。

●大樹町HP航空宇宙「宇宙のまちづくり」●
https://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/kikaku/kikaku/aerospace.html

では、ここからは大樹町のふるさと納税事務を担っていただいている事業者の植松さんに引き継ぎますね。

はじめまして、北海道大樹町ふるさと納税担当の植松と申します。

ほかの自治体担当者さんと違って、私は役場職員ではなく、ふるさと納税業務を委託されている会社の者です。

つまり、ふるさと納税業務を行っている以外は一町民。そこで、町民の目から見た大樹町と、ふるさと納税業務を担当する上での大樹町への思い、どちらもお話しできたらと思います。

【「宇宙のまち」に来て1年半】

まずは私のことを少しお話しさせていただきます。

出身は神奈川県、年齢は26歳です。結婚を機に主人の仕事場がある大樹町に移住してきましたが、まだ1年半しか経っていません。北海道の厳しい冬も1シーズンしか経験していないことになります。

それまで神奈川県を出たことがなかった私は、電車で都内に通勤するのが当たり前でしたし、北海道に住むというのにペーパードライバー、野生の鹿は修学旅行で行った奈良でしか見たことがありませんでした(笑)

そんな中で大樹町に移住してきた私が住み始めてしばらく抱いていたのは、「何もないなあ」という少し退屈な気持ち。ウィンドウショッピングをする場所もなければ、チェーンのご飯屋さんもない。「生活する上での不便さはないけれど、どうしても少しだけ退屈」それが大樹町の第一印象でした。

「少し退屈」な大樹町にいるとよく見かけるのが「宇宙のまち」という言葉とロケットモチーフの色々なもの。

移住する前からインターステラテクノロジズ株式会社が大樹町にあることや、国内の民間企業として初の宇宙空間到達を目指していることは知っていましたが、なぜ宇宙のまちと呼ばれているのかは知りませんでした。

なぜ大樹町は宇宙のまちなのか。大樹町は、今から約30年前に「航空宇宙産業基地」の候補地とされて以来、官民一体となって「宇宙のまちづくり」を進めており、大樹町多目的航空公園では、JAXAをはじめとして、民間企業や大学等により様々な実験が行われています。

私が生まれる前から宇宙を目指す大樹町。きっと30年前は今よりずっと宇宙は遠い存在だったでしょう。

「少し退屈」だった大樹町は「少し夢がある」に変わっていきました。

【「何もない」なんてことはない】

ふるさと納税業務や、イベントなどを通じて出会った人々もいます。

今まで体験してこなかったアウトドアや、美味しいものを食べに行くのにも誘ってもらい、楽しい経験を色々しました。

「人のあたたかさを感じました!」と言いたいところですが、私が感じたのは「人のパワー」です。大樹町のことを「何もない田舎だ」と言う人もいますが、何もないところでは「自分たちで作る」という楽しみがあります。

それを一番強く感じたのは「宇宙の森フェス」というイベントでした。

カムイコタンキャンプ場で行われる音楽イベント「宇宙の森フェス」。

音楽・宇宙・自然・食・体験アクティビティをテーマにした野外音楽フェスで、町の若者が中心となって立ち上げたイベントです。

2016年、2017年と開催されてきたこのイベント、2019年に開催するとのことで実行委員に誘っていただきました。

自分たちが作り上げたもので笑顔になるお客様がいること。達成感を超えた高揚感に包まれるという経験をし、自分たちで楽しいことをつくるパワーを痛感しました。

「何もない」なんてことはないのです。

そもそも十勝には開拓者の血が流れているのですから。

今では当たり前になっている個人の酪農家が作るチーズも、40年ほど前から研究が始まったばかり。ふるさと納税のお礼の品として人気の半田ファームも先駆者のひとり。

町内には沢山の酪農家さんや農家さんがいますが、みなさん一番美味しいものを目指して日々向き合っているのです。

新しい取り組みはほかにも、「チーズサーモン丼」や「MEMU EARTH HOTEL」。

チーズサーモン丼は2013年に誕生したご当地グルメ。大樹町を代表する食材であるチーズと秋鮭(サーモン)を組み合わせた天丼御膳です。町内の一部の飲食店で食べることができます。

町内飲食店や企業、町民が協力し合って誕生したチーズサーモン丼。地域活性化を目指したB級グルメです。

MEMU EARTH HOTELは「地球に泊まり、風土から学ぶ」をコンセプトとする

プロジェクト型のホテル。元々サラブレッドの生産牧場「大樹ファーム」のトレーニングセンターがあった土地に寒冷地実験住宅施設「メムメドウズ」を建設。いつしか隈研吾氏や伊東豊雄氏など日本を代表する建築家の実験住宅や「国際大学建築コンペ」の最優秀作品が点在する、世界的にも稀有な「建築の聖地」となりました。

2018年11月に施設内の実験住宅や牧場の記憶を継承するリノベーション建築をホテルへとコンバージョンするかたちでMEMU EARTH HOTELが誕生しました。建築・自然・体験を楽しむことが出来る宿泊施設として人気です。

●MEMU EARTH HOTEL ウェブサイト●
http://memu.earthhotel.jp/

「少し夢がある」だった私の大樹町の印象は「結構楽しいことやっているなあ」に変わったのです。

【ふるさと納税を担当してみて】

北海道といえば乳製品、魚、野菜、お肉、スイーツ・・・何でも美味しいという印象はありました。

ふるさと納税業務を担当するようになり、色々な生産者さんとお会いするようになって知ったことは、「何でも美味しい」とざっくり言われてしまうけれど、どんなものにも生産者のこだわりが詰まっているということ。

当たり前のように美味しいチーズも、何十年も研究してできた結果ですし、海産物も不漁や自然と闘いながらやっと美味しいものが生み出されています。

熟成肉を20年以上前から研究してきた「夢がいっぱい牧場」や、北海道産の食材にこだわる「カウベルアイス」、大樹町には熱い思いをもった生産者が沢山います。

北海道旅行でも美味しいものは味わえますが、実際に生産者の思いを知ることはそんなに多くありません。ふるさと納税はもしかしたらそのチャンスのひとつかもしれないなと思っています。

応援したい町に寄附をするふるさと納税。町や生産者の思いに触れる貴重な機会です。

美味しいことは決して当たり前ではないことや、それぞれの町の特徴を知ってからこだわりの品や体験を味わうと、今までと違うものを感じるように思います。

宇宙のまち大樹町ではガバメントクラウドファンディングも実施しています。

「宇宙のまちのロケット開発応援プロジェクト」として大樹町に本社を置くインターステラテクノロジズ株式会社を応援しています。

これも町の思いであり特徴です。宇宙産業の活性化や雇用創出、観光振興を目指し、宇宙をもっと身近に感じられる未来をつくります。

●宇宙のまちのロケット開発応援プロジェクト●
https://www.furusato-tax.jp/gcf/695

色々な人の熱い思いを知った私の大樹町の今の印象は「たくさんのワクワクが詰まっている町」です。

大樹町にふるさと納税をしてくれる方にはもちろん知ってもらいたいですし、どこにふるさと納税をしようか悩んでいる方にも大樹町に興味を持ってもらいたいと思っています。

「北海道」や「田舎町」と一括りにされてしまうことも少なくないですが、大樹町にはその枠組みを突破して飛び出していくほどの魅力があります。

まるで宇宙を目指すロケットのように。

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次は、北海道北広島市の佐々木さまです。
どうぞよろしくお願いします。

▼北海道大樹町のページ
https://www.furusato-tax.jp/city/product/01641

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