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日本経済新聞掲載記事の裏側を聞いてみた
日本経済新聞 「交遊抄」 に須永の記事が掲載されました
9月7日、日本経済新聞朝刊の「交遊抄」 にて、弊社会長兼ファウンダーの須永の記事「九州三羽ガラス」が掲載されました!
記事には、須永が会社を立ち上げ、様々なふるさと納税担当の自治体職員の方々と出会う中で、それまでの「公務員」への印象をガラッと変えた、ある3人の方とのエピソードについて書かれています。

須永に「九州三羽ガラス」と呼ばれた、佐賀県玄海町の井上俊一さん、元宮崎県綾町の小﨑将司さん、元長崎県平戸市の黒瀬啓介さん。
須永が「それぞれにアツい想いを持ったこの三名を引き合わせたい!」との想いから、仲介役となり紹介するも、初対面の時はライバル意識からかバチバチで、ほとんど話もしなかったというこの御三方。
当時の様子や、今の関係性について、「九州三羽ガラス」の一人、元宮崎県綾町の小﨑さんにお話を伺いました。

(右端から)小﨑さん、井上さん、黒瀬さん
▼小﨑さんに当時を振り返ってもらいました。
「九州の三羽ガラス」
須永さんから初めてこの言葉を聞いた際、 「なるほど、確かに 3 匹のカラスがあーでもない、こーでもないと騒いでいるみたいだ」 と思ったのを懐かしく思います。
本当の意味は別にあるようですが、今でも知りません。
皆とは会うたびに激しく議論してきました。
毎回テーマは「地方は今後どうあるべきか」 それぞれがアイディアを披露し、そしてけなし合います。
「それは地方にとって何のメリットがあるの?」
「井上さんのアイディアってその程度?」
「それが成功すると思う理由は?」
とまさに容赦なしの質問が飛び交いました。
そんなやり取りとりが、きっと 3 匹のうるさいカラスに見えたのでしょう。
ただ、この議論が ・ガバメントクラウドファンディング ・ポイント制 ・トータルデザイン ・定期便 ・災害寄附(代理寄附) といった様々な施策を生み出し、全国の地方に良い影響を与えていると思います。
皆と過ごした時間は本当に素晴らしい時間であり、今でも思い返すたびに感謝しています。
・・・。
と、ここまでトラストバンクのスタッフから指示された「書き方の手順書」に従って、最後の感謝の言葉も含め忠実に書いてきました。
実際はこんな指示されたとおりに動く人たちじゃないです。
互いに感謝もしていないと思 います。
もう、みーんな自分勝手。
「 自分が正しいと思ったことは誰が何と言おうと貫き通す!」
「 俺のアイディアは悪くない。お前らの思慮が足りないんだ!」
「あなたが意気揚々と出したアイディア、私が即効ボツにしたアイディアです。」
という感じで全然聞く耳を持ちませんし、何かあるたびに批判します。
議論というより自慢大会です。
今でも会うたびに 「で?今後何がやりたいの?」 と、他人の人生にいちゃもんをつけてきます。
そこで抽象的なアイディアを述べようもんなら、 「へー。頑張ってね。」 というだけで、全く興味を示しません。
(自分が聞いてきたのに、興味ないってどういうこと!?)
「夢を語るよりも、行動や実績で示せ」 そんなプレッシャーを会うたびに皆から感じています。
町役場職員からスタートした自分たちが今後どこまで地方のために頑張れるか未だわかりません。ただ、次会うときに「地方のためにこんなことをやっている自慢」できるようにします。
もちろん、皆さんの自慢も楽しみにしてますからね。

(左端から)井上さん、小﨑さん、鳥取県米子市の大江さん、須永、黒瀬さん
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「『ふるさと納税』って、自治体同士が寄付を奪い合って争っているんでしょ?」という印象を持たれている方もいるかもしれません。
しかし、実際はそれぞれの自治体さんが、それぞれの地域のことを想い、他の地域と協力し合ったり、互いに切磋琢磨したりしているんですね。
(三羽ガラスの皆さんは毎回いちゃもんを付け合ってるようですが・・笑)
最後に、黒瀬さんと井上さんは、過去に「自治体担当者リレーブログ」を書いてくださっているので、こちらも是非ご覧ください。
いつ見てもアツい想いが伝わってきます!!!
▼【長崎県平戸市】「まち」を変えることは「日本」を動かすこと
https://blog.furusato-tax.jp/?p=1372
▼【佐賀県玄海町】~YELL~
https://blog.furusato-tax.jp/?p=3114