ふるさとチョイスブログ

日本最大のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」のスタッフや地域の方が、オススメのお礼の品や地域の魅力など、ここだけの様々な情報を発信しています。

2021
05/11
01_地域をご紹介

岩手県西和賀町・「控えめで辛抱強い」そんな東北の方々が乗り越えたものとは

こんにちは!

インターン生の佐々木です!

そろそろ定番化してきたこちらのコーナー。

今回の舞台は、私の出身地岩手県北上市!

の、隣に位置する岩手県西和賀町です!

ふるさと納税がつなぐ、地域の物語

「CHOICEEDS(チョイシーズ)」 とは?

それは、ふるさと納税を通して芽生えた希望の種を全国に広げるメディアです。

ふるさと納税による地域活性化の取り組みを、心温まるドキュメンタリーとして発信しています。

CHOICEEDS では、各地域に集まった寄附金の活用方法や、ふるさと納税によって起こった街や人の変化の事例を「災害支援」「街づくり」「伝統工芸」「一次産業」「いのち」「こども」「観光」の7つのテーマに分けて紹介しています。

今回の舞台は岩手県西和賀町。

困難を新たな希望に変えた東北の方々の物語です!

↓動画の視聴はこちらから(再生時間:7分55秒)↓

※この動画は、2017年に制作しており、2021年現在、地域の現状と異なったり、情報が古い場合がございます。しかし、ふるさと納税がきっかけで実際におこった地域の変化を是非知ってもらいたい!との想いから、改めてご紹介をさせていただきますので、ご了承いただけますと幸いです。

地域経済を動かす道の駅の閉鎖

岩手県西和賀町。

秋田県との県境にあるこの町には、道の駅 綿秋湖 があります。

町の経済を動かす大事なエンジンでもある錦秋湖。

しかし、2015年に突然の閉鎖に追い込まれます。

2015年3月29日、国道沿いで大規模な土砂崩れが発生したのです。

負傷者の出なかった災害のため、地元メディアでしか取り上げられませんでした。

国道が通行止めになった影響で付近にある道の駅の来客数は激減

まもなく営業中止に追い込まれました。

県内で一番先になくなる市町村だと言われていた。なくならせてはいけない。自分らが売りに行く」。

当時、道の駅店長の猿橋さんはそう覚悟を決めました。

道の駅存続のために考案されたアイデア。それは、キッチンカーの導入でした。

移動する道の駅として、近隣の市町村に出店することを決めたのです。

しかし町の財源は厳しく、計画は難航しました。

周りに背中を押され、ふるさと納税の活用を決意

そこで隣の北上市から提案されたのが、ふるさと納税で寄付を募ることでした。

当時を振り返るトラストバンクの須永は、「東北の人たちは、自分が大変なことを前面に出す人が少ない」と話します。

数年前の東日本大震災と比較しても、西和賀町の災害は局地的。

寄付を募っていいものかと躊躇していた自治体職員の高橋さん。

しかし、「地域における課題はそれぞれ。課題解決の手段としてふるさと納税を活用してもらいたい」。

当時北上市の復興支援員をしていた登内さんや須永に背中を押され、緊急寄付フォームの設置を決意したのです。

「今は西和賀を離れて首都圏で働いている。緊急寄付フォームを見て地元に寄付をしたくなった」。

高橋さんは寄付者からのメッセージを見て、緊急寄付フォームはそんな想いの受け皿になっていると感じました。

西和賀町のファンを増やすキッチンカー

そうして集まった全国からの寄付金額は、およそ一千万円。

7月31日、ふるさと納税を財源としたキッチンカーが完成しました。

初めて出店した盛岡さんさ踊りの会場では、約4日間で売上額は120万円を達成。

これは、道の駅の売上5日分に相当する金額でした。

その後もキッチンカーは各地のイベントに出店。

西和賀町のファンを増やしていきました。

「一円でも二円でもふるさと納税で寄付してくれた人たちに感謝している。

お金を出さなくても、心から応援してくれた人も多い。嬉しかった」。

道の駅店長の猿橋さんはそう話します。

「全国の複数の自治体が自分たちの寄付フォームの中に、西和賀町の緊急寄付のリンクを貼ってくれた。自ら動くとこうして関係が築いていける」。

自治体職員の高橋さんは、そう身をもって感じました。

東北魂が困難を新たな夢に変えた

災害から8か月。

ようやく国道が開通し、道の駅の営業も再開されました。

キッチンカーは、今も町のPR担当として活躍しています。

「今までは道の駅は単なる通過駅だったと思う。これからは、わざわざ寄ってもらえる道の駅を目指したい」。

営業中止から立ち上がり、これまで以上にファンを増やしていった 西和賀町。

東北人持ち前の粘り強さ新たな夢を持ち、西和賀町はこれからも走り続けます。

土砂崩れ発生当時の西和賀町国道107号土砂崩れの様子(トラストバンク撮影)

▼ふるさとチョイスで芽生えた地域活性化ストーリー「CHOICEEDS」
https://www.furusato-tax.jp/choiceeds/

▼岩手県西和賀町のページ
https://www.furusato-tax.jp/city/product/03366

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